【開催日】2020年2月12日㈬
【時 間】8:30~14:00
【会 場】岡崎酒造
第3回目は、岡崎酒造杜氏、岡崎美都里先生による日本酒講座が開かれました。3班に分けての第1回目。参加学生5名と王鷲美穂先生。
8時30分集合。

9時。
一日の工程の説明を受けたのち、早朝より蒸かしていた蒸米をあげる作業を体験。
専用のスコップで掘って放冷機へ入れるのですが「お・・・重い」と声が漏れる学生も。順番に並んで一生懸命蒸米を掘り上げる姿に蔵人さんも楽しそう♪
この日の蒸米は純米酒になる「ひとごこち」です。


続いて、麹を出す工程を体験。
新しくなったばかりの麹室(こうじむろ)に入れさせてもらい、出来立ての麹を丁寧に手でこなす工程を体験してもらいました。

日本酒造りに一番大切な麹を触らせていただくなんて、本当に貴重な体験ができましたね。岡崎先生による麹のお話も、皆、真剣に聞き入っていました。
ちなみに、今回の麹は、信州上田稲倉棚田米の麹とのことです。

作業の合間には、普段は蔵人さんが休憩するお部屋で次の作業を待ちます。

午前中の最後の作業は、お米の洗米体験。洗米機にお米を投入していく作業ですが、ひと箱約10キロあるので、持ち上げるのにコツがいります。最初は蔵人に手助けしてもらっていた学生も自力で出来るようになりました。


午前の締め括りは、仕込み中のお酒を見せていただきながら、日本酒独自の醸造方法「三段仕込み」の説明や、本醸造、純米酒など特定名称種の違いの説明をうけました。「ということは、純米大吟醸ってすごく貴重なお酒なんですね」と学生からの声もありました。



今や、全国ランキング5位となった「信州亀齢」の仕込み体験ができるなんて、本当に幸せなことです。

第2班と3班はこれから受講ですので、このレポートを参考にしてもらえればと思います。
校長 原有紀